【八ヶ岳】高見石小屋で年末年始登山をしてきた

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登山雪山12月の山1月の山
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登山を始めて12年。
雪山登山を始めるようになって8年。
それからというもの、風邪で寝込んだ以外は山の中で年越しをしている。
2020−21年のときは、妻が毎年お世話になっている山小屋にお邪魔するようになった。
今回の2021−22年の年越しも同じ山小屋で過ごした。

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高見石小屋を目指して

高見石小屋は北八ヶ岳にある山小屋で、夏は白駒池からのアクセスがしやすく、名物メニューの「揚げパン」が人気。
冬の時期のアクセスは、白駒池側からは車で入れないため、「渋の湯」から登るのが一番近い。
渋の湯は、同じく人気の山小屋・黒百合ヒュッテへの登山口でもある。

大晦日のお昼前に渋の湯の駐車場に到着。
登山者用の駐車場をお借りするため、旅館で管理者さんに駐車料金を渡してから指定の駐車場へ停めさせてもらう。
駐車場で準備を済ませた後、いざ出発。

登山口では風は比較的おだやかで、気温は約-10℃
標高を上げ、風が強まれば-20℃くらいまで下がる予想。
しっかりと防寒対策してから登り始める。

渋の湯温泉「渋御殿湯」 日帰りの入浴も可能。
登山口。パトロールの方は不在だった。登山届のポストはここにある。
登り始めからしっかりと雪が積もっている。足元はアイゼンやチェーンスパイクが必須。
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例年よりも多い積雪

2021年のクリスマス頃にあった寒波の影響か、例年の12月末よりも雪が多い印象。
歩き始めの登山口からすぐにチェーンスパイクを装着する。
積雪量もあるため、しっかりとしたアイゼンがあっても良いくらいだ。

しばらく歩くと「賽の河原」に抜け出る。
山行中で唯一の遮る木が無い区間になる。
風が強ければ、直接受けることになり、ちょっと嫌な場所だ。
やはり例年よりも雪が多く、岩がゴロゴロしている部分が埋まって歩きやすい。
中途半端に雪が積もった状態だとアイゼンを引っ掛けてしまったり、やたらと歩きにくかったりもする。
今年は風が比較的弱く、あまり気にせずに歩けた。
とはいえ体感温度は一気に下がる。
賽の河原を抜け、樹林帯に入って一息ついた。

賽の河原。天気が悪いものの風が弱く助かった。
再び樹林帯に戻る。風が遮られ安心感がある。
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高見石小屋に到着

3時間半くらい、ゆっくりと歩いてようやく到着。
手も足も冷えきった。
とくにどこのピークも目指さず、あとは小屋でのんびり過ごすだけ。
顔なじみの小屋番さんや、常連の方たちと久しぶりの再会で話も盛り上がる。
結局、到着してから就寝時間まで、食べっぱなし飲みっぱなしで楽しい時間を過ごした。

小屋からは年越し蕎麦や振る舞い酒などのおもてなしも頂いた。感謝。

仲間たちと鍋を食べておしゃべりしたり。
エゾシカのおしゃれな料理も。これが最高に美味。
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初日の出

山で年越しを毎年やっていても、初日の出がしっかり見られる時は限らている。
いつも出かける八ヶ岳では、天気が良くないことが多く、あまり綺麗に見ることができなかったり。

しかし、今年はなんと運が良いのか。
風が強いが「晴れ」の予報だったのだ。
大晦日の夜は酔っ払いながら翌朝の天気に期待半分で寝た。

朝ごはんの時間になり、小屋の中が賑やかになってきた。
どうやらしっかりと晴れたようだ。
日の出の時間までゆっくり過ごして、朝ごはんを食べずに高見石小屋の裏にある高見石山に登った。

予報通りに風も強いが、なによりも綺麗に晴れている空が気持ち良い。
時折吹く風に体が煽られる。バランスを崩すほどの強風だ。
なんとか踏ん張りながら写真を撮る。

高見石小屋の裏。岩がゴロゴロしている。
だんだんと空が明るくなってくる。高見石は山に囲まれているので日の出は他の山よりも遅い。
白駒池
高見石よりも高い中山という山から日が昇る。山で見る朝日は特別だ。
日の出を見たあとはすぐに小屋に撤収
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ゆっくり下山開始

初日の出を見たあとは、再び小屋に戻り朝ごはん。
お正月らしくお雑煮を食べることに。
大晦日の夜をともにした他の方々はすでに下山を始め、すでに我々ともう一泊する常連さんだけになった。

朝ごはんを済ませ、ゆっくりと9時に下山を始める。

さくさくと歩き、強風の賽の河原をやり過ごし、あっという間に渋の湯登山口についた。
なんと1時間30分で下山。
夏道とは違い、冬の道は本当に歩きやすい。

実はこの翌週にも同じ山小屋に行く予定がある。
縁が続くことは嬉しいことだ。

持っていったお餅と大根で雑煮。
賽の河原は強風。先行パーティに追いついた。
あっという間に下山してしまった。
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