「夏の北アルプスの縦走に向けて、岩場歩きの練習がしたい」
「目指すは剱岳」
そんな気持ちで練習になる山を探したところ「乾徳山」が目に止まった。
鎖場もあるし、頂上直下の岸壁は20Mの高さ、これは行くしかない!
乾徳公園の駐車場からスタート
乾徳山の登山口はいくつかあり、今回は南側の乾徳公園の隣にある駐車場から登るコースを選択しました。
駐車場は20台くらいが停められそうな大きさ。
路線バスの停留所にもなっています。
住宅地を歩き、徐々に狭い林道になると登山口が出てきます。
大きな看板は見落とすことはまずなさそう。
高原ヒュッテの分岐点までじわじわ登る
整備されて歩きやすい登山道ですが、意外と急登が続きます。
じわじわ登る感じが意外とシンドい。
錦晶水の水場まで来たら高原ヒュッテの分岐まであと少し。
難関が続く登山道
分岐から月見岩までは少しの登り道を歩きます。
月見岩は大きな岩で、まさに「月見」にちょうど良さそうな目立つ岩ですね。
乾徳山に向かう途中は、一気にレベルが上がります。
鎖や岩が連続し、歩きやすかった登山道と比べると緊張する場面も増えてきます。
乾徳山へ向けていよいよ核心部
岩場が増えてきたところから、さらに難易度が上がってきます。
傾斜がある岩や足がすくむような高度感のある場所もあります。
まさに岩場歩きのトレーニングにはもってこいのフィールドになってきました。
そしていよいよ核心部の頂上直下の「鳳岩(おおとりいわ)」が登場。
20Mの岸壁に垂らされた鎖を使い、岩と岩の隙間に登山靴と手をねじ込んで登っていく様はもはやクライミングと言ってもいいくらいです。
鎖は綺麗に整備されているため安心感もあるため、万が一体重を預けることになっても大丈夫そうです。
乾徳山頂上!
乾徳山の頂上は岩の上のため、さほど広くはありません。
お昼ごはんを食べて休憩し、足早に下山を開始することに。
下山もハードな乾徳山
乾徳山の下山道では、登ってきた道を降りていくか、下山向けの破線ルートがあります。
結構な岩場を超えてきたため、そこを降りていくのは怖かったため、破線ルートで下山することに。
ところがこの破線ルート、かなりの強敵でした。
足元はガレているため滑りやすく、慎重に歩くことにメンタルを使うことに。
どうしてもペースが上がらず、気持ちよく歩ける場所ではないなと。
恐る恐る歩いて、ようやく高原ヒュッテまで来ると一安心。
あとは「道満尾根」を歩いて住宅地へ下山するだけ。
乾徳山、めっちゃ良い山です
結果、1日がっつり歩いてきた乾徳山となりました。
岩場歩きの練習ということで選んだ乾徳山でしたが、もう間違いないですね。
良いトレーニングになりました。
岩場歩き初心者の方にはチャレンジングな山になるのではないでしょうか。
ぜひ行ってみてください。
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