長野県大町にある扇沢が今回のスタート地点。
扇沢は、立山・室堂へ行くための主要地でもある。
今回、この扇沢から歩き始められる爺ヶ岳から針ノ木岳へ縦走する
通称「針ノ木サーキット」を歩いてきた。
針ノ木サーキットは、扇沢から爺ヶ岳、針ノ木岳を周回(もしくは逆周回)する北アルプス屈指の良コース。
2泊3日のテント泊縦走でまったり歩いてきた。
扇沢駅から歩き始めて爺ヶ岳へ続く柏原新道をゆく。
柏原新道は、爺ヶ岳にある種池山荘の2代目管理人である柏原正泰氏がつくった登山道のこと。
この登山道・柏原新道は、とにかく整備が行き届いてる。
歩きやすい道と、見どころを抑えた案内板が多く設置されている。
1日目の目指す場所は、爺ヶ岳のとなりにある種池山荘だ。
柏原新道は登り始めると、最初は一気に標高を上げる。
急坂といえば急坂ではあるものの、その道は歩きやすく、足元を気をつけることなくスイスイと歩いていける。
景色はところどころ眺望もあるが、この日の天気はややくもり空。
午後には晴れる予報なので、今後の景色にも期待したい。
柏原新道の楽しみ方は、ポイントごとにある看板の標識。
ひたすらに標高をあげるだけではだんだんと飽きてくることもあるが、看板のおかげで楽しみながら歩くことができる。
休憩を繰り返しながら歩いていくと、水平移動に切り替わる。
ある程度、標高を上げたということだろう。
扇沢から徐々に離れてきたこともあり、山奥に入ってきたことを感じる。
景色もだいぶ変わってきた。
水平移動が終わり、種池山荘へ続く上りが始まる。
種池山荘の赤い屋根が見えてくる。
天気は回復し、青空も見える。
のんびり歩き始めて、お昼過ぎに種池山荘に着いた。
着いてから早速、種池山荘の名物「焼き立てピザ」を注文した。
このピザは期間限定での販売で、販売時間も限られている。
どうもこういう限定ものには弱い。
ピザでお昼休憩したあと、天気が回復したので爺ヶ岳へ往復することに。
荷物を小屋前にデポして、手ぶらで爺ヶ岳に向かう。
爺ヶ岳まで少し登るが、やはりここも歩きやすくなっている。
種池山荘まで重い荷物を背負っていたため、身軽で歩ける軽快さは最高だ。
贅沢な稜線歩き。
爺ヶ岳の頂上からは、隣の鹿島槍ヶ岳まで続く稜線も見える。
行き交う登山者は、鹿島槍に向かう人、鹿島槍から爺ヶ岳へ歩いてきた人、いろいろな人が交差する。
ひとしきり頂上の景色を堪能して、種池山荘へと戻る。
降りてからテントを設営して、あとはのんびりするだけ。
晩ごはんは、いつも食べているフリーズドライ食品とアルファ米。
お昼に食べたピザが美味しかった。
そんな余韻のある晩ごはんだった。
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