4月の登山というと、行ける場所には色々な選択肢がある。
例えば、関東近郊の山であれば春の陽気で気持ちよく歩ける。
東北方面まで足を伸ばせば、雪山の雪も落ち着いて歩きやすくなったりもする。
良い天候を選べば、快適に登山を楽しめる時期が4月だと思う。
今回選んだ山は、通い慣れた八ヶ岳の天狗岳にテント泊で楽しむことにした。
4月の八ヶ岳
4月の八ヶ岳もまだ雪があるので、立派な「雪山」である。
中央道から見た八ヶ岳連峰はあまり雪を付けておらず「雪の具合はいまいちかな」なんて考えながら車を走らせた。
登山口のひとつ、渋の湯に到着し、準備をして歩き始める。
高速道路で気にしていた「雪」は全く心配がいらないほどに残っていた。
歩き始めからアイゼンを装着した。
黒百合ヒュッテで雪上テント泊
渋の湯から歩き始めて数時間、今回の宿がある黒百合ヒュッテに到着した。
宿と言っても今回は山小屋には泊まらず、テント泊の計画でいた。
黒百合ヒュッテでテント泊の受付を済ましテントを設営する。
この日は、テントを張る黒百合ヒュッテの前は風が弱く、慌てずにテントの設営ができた。
天狗岳のピークを目指す
テントを設営したあと、疲れた体を奮い立たせて天狗岳のピークを目指します。
設営して一休みしてまったりしてしまうと、その日の行動はもうそこで「おしまい」としてしまいがち。
この日はなんとか頑張って動き出します。
天狗岳のピーク
サクサクと進んでいくと、徐々に雪と岩がMIXになった登山道に変わってくる。
アイゼンを引っ掛けて転ばないように、足元に気をつけながら歩く。
天狗岳の頂上は雪が少なく、雪解けが近づいている気配だった。
風はほどほど。
他に人はおらず、あとから一人登ってきたくらいで、穏やかな山頂だった。
無事に黒百合ヒュッテに戻る
登ってきた道をそのまま戻って黒百合ヒュッテに帰る。
雪と岩がMIXされた登山道は、特に下りが怖く感じることが多いです。
テント場に戻るだけなので、慎重に降りていきます。
中山峠の分岐の近くまでいけば樹林帯になり、足元も雪メインになるので一安心。
あとは寒い夜を過ごせば翌日は渋の湯で下山するだけ。
短い行動時間で、雪上歩行と雪上テント泊が経験できる北八ヶ岳は本当に貴重なフィールドです。
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