日帰りで行ける北アルプスの定番・西穂高岳に行ったときのお話。
岩稜帯歩きの練習・デビューにおすすめで、ロープウェイで標高を稼げる北アルプスの中でも比較的お手軽に登れるのが西穂高岳。
何度も歩いている山だけど、何回行っても楽しめる良い山。
早朝、車を走らせて向かうのは新穂高ロープウェイ。
朝イチのロープウェイに乗り込む。
この日はあいにくの悪天候。
雨は振らないものの、眺望は見込めない曇りの予報だった。
もしかしたら少しでも天気が良くなるのではないか、と入山したのであった。
山の上にあがると、やはり予報通りの真っ白な景色。
できるだけ期待しながら、まずは西穂山荘へ歩き始めた。
西穂高山荘までは樹林帯で、歩きやすい道が続く。ちなみに景色は真っ白。
西穂山荘から先は森林限界を超えた稜線となる。
まだ天気は曇りで、眺望はないものの、先に進んでいく。
登山道自体は、整備されていて歩きやすい。
天気が良ければ絶景が広がり、高度感も楽しめるが、今回は望みがなさそう…。
またしばらく進むと、いよいよ岩稜帯エリアに入る。
相変わらず天気は曇りだけど、さすがに岩稜帯は転倒・滑落のリスクが頭をよぎる。慎重に歩いていく。
北アルプスの岩稜帯エリアでは、ヘルメットの着用がおすすめ。
ロッククライミングの落石を防護する、というよりは、転倒時や万が一の滑落時の頭の保護のためである。
頂上に近づくと、少しずつ空が見え始めてきた。
「もしかしたら天気が良くなるかも!」と期待も膨らむ。
西穂高岳の頂上直下の岸壁をよじ登ると、いよいよ西穂高岳の独標に到着する。
いままでガスの中を歩いていたけど、少しは天気が好転し、景色が少し見えるようになっていた。
山頂で休憩しながら天気の回復を待ったけど、あまり変わらずだったので、下山をすることに。
同じ道を戻るだけだが、岩稜帯の下山は特に注意が必要。
高度感もあるので、慎重に降りていく。
下山後は、ひがくの湯で汗を流し、登山者食堂でボリューム満点の下山飯をいただいた。
絶景は楽しめなかったものの、山歩きは楽しいし、下山後の温泉とご飯は最高だった。
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