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初日は雨のなか登山をスタート。
徐々に雨が弱まり、涸沢に着く頃には遂に晴れた。
初日は都内からの移動にも疲れてすぐに寝てしまった。
2日目の朝はドラマチックに始まる
涸沢の朝を迎える。
涸沢で絶対に見たい景色「モルゲンロート」
朝日が山々を照らし、赤やピンクに染まる現象のことをいう。
涸沢のモルゲンロートはとても幻想的でいつも感動する。
そして常に同じ景色は無い。太陽が穂高の山々を照らしだすと、刻一刻と雰囲気を変えていく。
空気が澄みはじめる紅葉の時期は、より一層美しく見える気がする。
上高地に下山するだけではもったいな
本当は、もう1泊して穂高の稜線まで登りたい気持ちだけど、今回は涸沢までなので上高地に戻る。
ただ同じ道を戻るのでは面白くないので、「パノラマコース」で下山することに。
注意したいのは、パノラマコースは上級者向けのルートである。
あまり整備されていない登山道なので、体力に不安がある人や山歩きに慣れていない人は気をつけたほうが良い。
デンジャラスなパノラマルート
初日に歩いた一般の登山道は、山小屋スタッフさんたちのおかげでとても整備されている。
危険箇所はほとんどなく、安心して歩けるようになっている。
しかし、パノラマコースは最低限の整備だけだ。
足を滑らせたら怪我では済まない…そんな箇所がいくつもある。
パノラマルートの歩き始めは景色もなく、ひたすら危ない道を歩くことになる。
しかし、この危険なルートを歩かなければ見られない景色もある。
それがもう、本当に素晴らしい。
さっきまでモルゲンロートを楽しませてくれた涸沢カール。
空は清々しく青く、涸沢も遠くなってしまった。
さらに登山道を登ると槍ヶ岳も見えてくる。
穂高から槍ヶ岳へ稜線を繋いで歩く「大キレット」というコースがどれだけ長くて大変なことか分かる。
とても遠くに感じる。
「屏風の頭」というところまで登山道を詰め上がった。
尾根の上に出ると、ここからは徳沢まで下るだけの道である。
パノラマルートは、涸沢から「屏風の頭」を超えるようなルートになる。
それにしてもいい天気だった。
徳沢を経由して上高地へ
屏風の頭より、長い下りを経て無事に徳沢へ下山した。
下り道は、つづら折りの道から徐々に樹林帯へと入り、沢の渡渉をするともうすぐ新村橋、という具合だ。結構長い道のりである。
徳沢では名物のソフトクリームを食べてリフレッシュ!(写真がない!)
徳沢から上高地は、また歩きやすい道を歩いていく。
今回のまとめ
「テント泊がしたいよね」「涸沢の紅葉が見たいよね」で始まった今回の山行。
結果、最高の2日間を過ごすことができた。
涸沢には何度も行っているけど、悪い記憶が一切ない。
それだけお気に入りの場所だ。毎年、どのシーズンでも行きたい。
それが自分にとっての涸沢。
あぁ、書いていたらまた行きたくなってきた。
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