長年、山に登っていると夏にはよく見かける花のひとつに「ニッコウキスゲ」があるかと思います。
今回は、そんなニッコウキスゲが群落し、圧巻の満開で出迎えてくれた霧ヶ峰・車山へ遊びに行ってきました。
いつも山で見かけるニッコウキスゲは、斜面にぽつりぽつりと咲いている様子しか知らない。
「霧ヶ峰のニッコウキスゲはすごいよ」と教えてもらってから、いつかは見に行ってみたいと思っていた。
東京から車で車山まで来た。朝の7時すぎには、すでに車山の駐車場は満車で、たくさんの車が駐車待ちで列を作っていた。
天気はあいにくの曇り。というより、霧雨。おそらく雲の中に入っていたんだと思う。
こんな天気にも関わらず、車の多さに驚いたし、駐車場はいつ空くかもわからないし、霧ヶ峰まで少し歩くことになるけど「富士見台駐車場」に停めるとこにした。
富士見台駐車場から、すぐに歩ける散策路がある。ここも良さそうだったので、とりあえず行ってみることに。
この散策路にも十分な数のニッコウキスゲが咲いていた。自分史上、一番のニッコウキスゲだ。
場所を変え、車山駐車場へ歩いて移動。富士見台からは上り坂を15分ほど歩く。
登山をやっていれば、このくらいの上りはたいしたことはない。車山の駐車場から、山側にすぐに入ったところにある山小屋「ころぼっくるひゅって」で朝ごはんを食べることにした。
まぁ当然、満車の駐車場を考えれば、ころぼっくるひゅっても大混雑。
「少し待つようかな・・・」と思っていたら、運良くすぐに着席することができた。
ころぼっくるひゅっての名物はミネストローネ、トースト、牛乳、サイフォンコーヒーなどカフェメニューが中心。
どれも美味しいのでおすすめ。
腹ごしらえも済ませ、いよいよ霧ヶ峰へ。
この霧ヶ峰という場所も、車山駐車場からすぐ隣にある山で(山というか丘というか)
とても散策に向いているし、年配の方や登山初心者でも手軽に楽しめる山のひとつ。
さきほどの富士見台で「すごいなー」と思っていたところだったので、霧ヶ峰の群生を見たら、まさに圧巻。
「これはみんな見に来るわけだ」と納得がいった。
天気が良ければ、青空とニッコウキスゲの黄色が映えるんだろうな、なんて考えながらも、露に濡れた花もこれはこれで綺麗。
霧ヶ峰のニッコウキスゲ群生を楽しんだあとは、隣の車山の頂上を目指した。
車山も登りやすい山で初心者にもおすすめだ。
お散歩感覚では大変だけど、そういった雰囲気の人たちも多かった。
車山の頂上には気象レーダーの丸い建物がある。
山の上で広く開けた場所だから気象観測には都合がいいのだろうけど、威圧感が結構ある。
一瞬だけ下界の景色が見えたが、それっきりあとはガスの中。
山登りとしては眺望がないので物足りない山行だったけれど、今回の目的はニッコウキスゲなのでまったく問題ない。
ちなみに、車山から下山したころには車の渋滞が大変なことになっていてSNSでも話題になっていた。
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